君がいればこんなにも世界が美しい
その日はそれ以上何も話さんと帰った。
「チヨ、お母さんな、コウちゃんとこと桐原さんと話してんけどとしえさん施設に入れたげよかなと思ってるねん」
「えっ?じゃあ…としえの家は?」
「売ることになるやろな。」
「そんなん…!」
「としえさんの体のためやろ?」
「せやけど!」
「まあ本人と決めなどうにもならんけどお金のことやったらお母さんらがどうにかするって言ったげてな」
「うん…」
としえの家が売られる。
としえが長生きするためやったら
仕方ないけど…
嫌やなあ…