君がいればこんなにも世界が美しい

「そうや!チヨちゃん、コウちゃん!おばあちゃんなぁ、ドレスとタキシード作ったげるて言うてたやろぉ。あれできたんよ。どこやったかなあ…」

荷物を運ぶ時そんなん無かった。
作ったんがほんまやったらここにあることになる。


としえは庭に出て庭の奥の小さい倉庫みたいなとこに行った。使ってるなんて思いもせんくて誰も開けへんかったやつや。


「ほら!あったよ!」

「わぁ…」
純白のキレイなウェディングドレスと
白のタキシード。


「着てごらん」
「えっ?今ぁ?」
「小さいとダメでしょう?」
「うん」


奥の部屋で着替える
サイズはぴったり!

部屋に戻るとコウの方が先に終わったみたいで後ろ姿が見えた

「どう…?」
「キレイ!チヨちゃんぴったり!」
「コウちゃん?」
コウちゃんは固まってる
「…キレイ」

「コウちゃんもかっこいい」
ほんまにハッとするほどかっこいい
< 48 / 54 >

この作品をシェア

pagetop