桜少女
少女が走ると
生徒会の人達が校門の前に立っていた
「こら、リボンはしっかりしめてください」
「〜っ!い、急ぎなんです…」
「待ってください。」
「はやくー!!」
服装チェックが終わると
慌てて校門を突破
下駄箱に靴を放り投げるように入れると
あわてて1-3のクラスに向かった
「すいませんー!日直…」
ドアを勢いよく開けると
みんなの様子が変だった
みんな静かだった
泣いてる人も居れば
ガタガタと怯える者
先生はただ立ちすくしていた
「松本…」
先生が暗く重たい声で私の名前を呼んだ
「はい?」
私が軽く返事をすると
「親にさよならしたか?遺言書は書いたか?」
「え…?」
何を言ってるのか分からなかった