桜少女
すぅっと目を開いた
目を開いた先には見たことがある天井。
家のベッドに居た
…ふう
そう溜息をつくと目を擦った
いつのまに家に?
もしかして、誰かが送ってくれたのかな?
そう考えた。
そして目を擦ったあと。手を降ろすと見たことのない指輪をつけていた。
「なんだろ、これ」
外そうとしたが、全く外れない
指輪を引っ張ると自分の指まで取れてしまいそうだった
変だとは思ったが
そのまま階段を降りた。
残り1日。
私は、後1日
考えられなかった
不安と辛さ。感情が溢れて涙をこぼした
まだ、生きたかった
それは叶わない。
もう、覚悟を決めた