そのキスの代償は…(Berry’s版)【完】
理性
どのくらい時間が経ったのだろう…
しばらくして、ぼんやりと意識を取り戻した私は、
やっと焦点を合わせると、すぐ近くにあった瞳に吸い込まれた。
その視線にまた、絡み取られる。こうやって私はあの人に囚われる。
ほとんど一緒にいるわけじゃない。
一緒にいても親密な関係でいれるわけじゃない。
それなのに、見えない水の底で繋がっているかのような…
繋がれているかのような…
あの人はがっちりとらえて離さず私の肌に唇を寄せながら
「今更理性なんていらないだろう?」
右の眉が上がった。それが合図だったかのように、私に自分を刻みこむ。
何かにしがみつきながら経験したことない甘美な苦痛にただ耐える。
私は訳も分からない言葉を発していた。
躰の汗腺から汗が吹き出す。目の前があやふやに霞む。
しばらくそうやって私をいたぶったあの人は、
「うそ。お前のやめてはもっとだろ?壊れろ」
そして、あの人はまた私に新たな刺激を与える。
何をしたのかその刺激に耐えきれなくなり…
とうとう意識を完全に手放した。
しばらくして、ぼんやりと意識を取り戻した私は、
やっと焦点を合わせると、すぐ近くにあった瞳に吸い込まれた。
その視線にまた、絡み取られる。こうやって私はあの人に囚われる。
ほとんど一緒にいるわけじゃない。
一緒にいても親密な関係でいれるわけじゃない。
それなのに、見えない水の底で繋がっているかのような…
繋がれているかのような…
あの人はがっちりとらえて離さず私の肌に唇を寄せながら
「今更理性なんていらないだろう?」
右の眉が上がった。それが合図だったかのように、私に自分を刻みこむ。
何かにしがみつきながら経験したことない甘美な苦痛にただ耐える。
私は訳も分からない言葉を発していた。
躰の汗腺から汗が吹き出す。目の前があやふやに霞む。
しばらくそうやって私をいたぶったあの人は、
「うそ。お前のやめてはもっとだろ?壊れろ」
そして、あの人はまた私に新たな刺激を与える。
何をしたのかその刺激に耐えきれなくなり…
とうとう意識を完全に手放した。