悪魔の彼
後ろから聞こえてきた足音の正体は警官だった。
正し背中にあるはずの悪魔の羽は天使のそれだった
タッタッタッタッ
左右の細い道からも妖精の羽を持った警官達がやってきた。
「ど…どうなってるの?」
「………罠だ。」
「何よそれ!」
私達はあの警官達を信頼して此処まで一緒にきた。
しかし彼等は最初から仲良くなんて考えてなかったのだ。
「どうして……」
「まだ彼等と決まった訳じゃないさ。」
そういいながら、イアは飛べるように用意する
私もとりあえず悪魔の羽をだした。
「大丈夫。僕らじゃないかもしれないし。」
イアの言葉は私に安心感を与えてくれる。
しかし…現実はそう甘くなかった。
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