悪魔の彼






「うわっ!」







……え?






横から突然イアの姿が消えた。





「イア?」



何気なくしたを見ると









「くそっ!シルヴィア逃げろ!」



足を掴まれて下へとおちていく彼の姿が見えた。



私は羽を変えた



この前みたいに倒せるかもしれない。



しかしそれをみたイアは許さなかった。



「ダメだ!この人数じゃ流石に無理だ!」





よく見ると、さっきより十人ほど人数が増えている。


「でもっ!」



「さっさといけ!」




するとイアの言葉に合わせたように何人かの警官が私を追ってきた。



「絶対助けに行くから!」






もう聞こえているかわからなかったが必死で叫んで


必死で翼を動かした








彼等に助けを求めるために






< 162 / 400 >

この作品をシェア

pagetop