悪魔の彼
ラギールはそうか、とうなづいて部屋を出ようとした
しかし
足を止めた
……
「どうかしました?」
「…ぜ………ってる」
「えっ」
「なぜ知ってる」
冷や汗が背中をつたう
「なにを、ですか?」
「君、最初に私に悪魔かと尋ねたな」
「は、はい」
「なぜ悪魔の存在を知っている?人間は知らないはずだ
それに…
私が天使だといっても変な目で見なかっただろ
驚きもしなかった」
この時わたしは自分の頭を呪った
なぜそんな簡単な事にきづなかっんだろう
「まぁいいが
では邪魔した」
気付かれた
なぜかイアがとっても心配になった
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