悪魔の彼





ガタン





冷たい金属音がしてたどり着いたその階は、赤、金、白を基調とした、豪華で綺麗な階だった。





「部屋割はどうなってるんですか?」



リナが予約をとったカリウス王に聞く。



「三部屋とってある。1番奥がフランテ様、貴女様の部屋です。」




そういって指差したさきには、よりいっそう豪華な部屋が用意されていた。





「二番目の部屋がシルヴィア様、リナ女王、セシルのへやです。それで手前が男子だ。」




フランテ以外の部屋はどれも同じで、とても美しかった。






セシルは私達と同じ部屋なのに驚いて、あわあわしている。






そんなセシルを見て笑いながら男性は部屋に入って行った。




フランテも文句をいいながらも部屋へ行った。





「私達もはいろっか。」





三人も笑顔で部屋へ入って行った。











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