悪魔の彼











「俺、お前が怖がると思って言えなかったんだよ。」



なんだ…

ホッとした。



新しい環境で少し疑い深くなっていたみたいだった。



「早くきなよ」


フランテさんの声が聞こえてきた。



「イア、変なこと聞いてごめんね。行こう」


「おい」



私は笑顔で振り向いた





ちゅっ




口にあたたかくてやわらかいものが……


って


またキスされたぁ


「仕返し」


って笑顔でいうイアは




不思議と嫌じゃなかった






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