悪魔の彼
後ろからする大きな声……
私達が再開、絆の復活ですっかり忘れていた、でも本当は忘れてはいけない……
嫌な予感が背筋を這う
正直に言って
やばい
「きいてるのかっ!!」
予想通り憤怒の声が聞こえてくる
顔を見合わせる私達はさっきまでの温かい感じは消えうせていた。
真っ青になり、全員でそーっと後ろを振り返る。
「「「「あ゛……」」」」
こちらを睨み付けるのは、フランテだった。
「あ゛とはなんだっ!忘れていたのか?私達のことを?!忘れていたんだろう?おいっ!」
その後ろには怒鳴り付けるフランテを苦笑いで見るラギール、カリウス、リナ、そして、ただ一人優しい目で見つめるヨーギリアス。
全員が揃っていた。
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