悪魔の彼
「あなた、だぁれ?」
私は見知らぬ天使に声をかける。
「だぁれはないだろ(笑)」
気さくな話し方をする彼は答えた。
ラギールさんと同じ髪と瞳のいろ。でも、まとっている雰囲気と顔立ちは全然違って、親しみやすい感じがした。
「よかった……ありがと、フロウ。」
イアが私の代わりに返事をする。
「別にいいさ。久しぶりにお前に会えたからな。嬉しいよ。」
「俺も会いたかった。」
会話の内容を聞くと、どうやらイアが言っていた友人のようだった。
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