大切なもの

「メアド、変えてないから…メール、してね?」


「麻夕こそ…バイバイ?」


「うん、またね」


1時限だけサボるつもりだったのに、


2時限目もサボってしまった。


3時限目を終えて麻夕のクラスに行っても…


麻夕はいない。



麻夕は私が泣いてた時も、



私が怒ってツンツンしてた時も、



私がわがまま言ったときでも、



私のそばを離れないでいてくれた。




私を第一に考えてくれた。




…ありがとう。




メールはできるけど、また会おうね。




…バイバイ、麻夕。
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