Star Light
ガラガラ
蘭花「来夢どうゆうことなの!?」
来夢「蘭花!!
実は郁斗が喉を壊したみたいで、
朝から声が出ないって言うんだっ」
蘭花「もう2時過ぎてるよ!?
郁斗、声出してみてほら」
郁斗「(ごめん)」
ささやくように口パクだった
柚子「どうするの?ボーカルは郁斗だよ?
まさかボーカルなしなんてこと....」
輝「歌は練習してないから無理だし...」
来夢「仕方ない、輝!
バイオリン持ってきてるか!?」
輝「そうか!曲目を変えるわけか!」
来夢「あぁ、柚子キーボードを
グランドピアノに設定してできるか!?」
柚子「う、うん...」(無理なんて言えない...)
みんな不安そうに舞台に上がっていった
蘭花「郁斗....」
郁斗は私をじっとみてうなずいて上がった
客席を覗くとお客さんは半分近く減っていた
14時開演のものが始まらない理由で
退屈したお客さんはどんどん客席を
後にしてしまっていた
もう開演時間から六分も過ぎてる....
どうすればいいの?
みんなの今までの努力がパーに
なっちゃうよ....
いや、そんな事させない