Star Light

蘭花「なんで！？だって郁斗のバンドにはちゃんとみんな揃ってるじゃない」



郁斗「実は.... 解散したんだ」



蘭花「え？なんで！？」




来夢「みんな私情があって辞めざる終えなかった。もともとそんな時間に余裕のある仲間じゃなかったし。残ったのは俺たちだけ」



郁斗「今思えば、俺が悪かったんだ。もっと早くみんなの事考えてあげていれば....」



蘭花「郁斗....」



郁斗「だから頼む！！身勝手なのはわかってる。俺は蘭花とバンドやりたくて蘭花に歌ってほしんだ！！」


郁斗は私に頭を下げた。




来夢「俺からも頼む！！」


来夢もつられて頭を下げた。





蘭花「ちょっと！頭を上げて！！
力になってあげたい。けど、私は力になれないよ！こうやって身を隠してるし、歌だって好きだけど、たくさんの人の前に出て歌える勇気ないよ...」


郁斗「...わかった」


来夢「郁斗！いいのかよそれで！」


郁斗「蘭花に嫌々やらせたくないし...
でも気が変わったらいつでも言ってほしい」


蘭花「ごめんなさい...」


罪悪感みたいなのが湧いてきた。
(郁斗の力になれないなんて...)


郁斗「そんなお前がしょぼくれんなって！笑」


来夢「俺、妹にあたってみるわ！
あいつ、ピアノの才能すげーから！」


蘭花「え？花岡くん、妹さんいるの？」


来夢「ライムでいいよ！ 一個下にな！」


郁斗「蘭花に負けじと可愛いよな 笑」


まただ...胸がちくっとした。


来夢「俺は蘭花ちゃんみたいな子タイプだけどなー」


郁斗「それはダメ」


来夢「なんで？」


郁斗「ぁ いや、なんでもない」


すると、ちくっとしたのがいきなり
ドキドキに変わった。