一瞬で永遠
一瞬で永遠
この想いはきっと

一瞬で

永遠



きみは不機嫌になると、謝る隙さえ与えない

眉間にしわを寄せながら、一人夕飯の支度をするきみ

育った環境に性別、考え方も違う二人

わかっているさ、どちらかが折れなければならない事ぐらい

でも一度こじれると、折れるタイミングさえ難しかったりするんだ

「ご飯」

素っ気なくきみが言う

渋々座るふりをしながら、内心顔色を伺うぼく

ふと 並んだ料理に目をやれば、肉ジャガがある事に気付いた

ぼくの1番の好物

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