私と王子の秘密の趣味
本当にKY!!
ハァ…
で、結局、わざわざ夏休みに区立プールにまで来て泳ぎの特訓!?
ふざけんな!!
「でもさぁ、それなら断ればいいじゃん!」
う…
それは…
「………ん?今美琴さん私の考えてた事読めたの?」
「違うわよ、分かりやすい顔してたから」
私ってそんなに顔に出しやすいの?
ガーン…
「おーい!緋城さん!白石さん!こっちこっち!」
!?
出流と…
誰?あの人!!
しかも、あれは…隼斗君!?
なんで隼斗君がここに!?
私と美琴は出流に近づいた
「なんで隼斗君が!?」
私は誰か分からない人よりも隼斗君に対しての疑問をぶつけた
「んー?隼斗が“綾音さんが来るなら行きたい!!”って言うから…」
え!?
「そうなの!?隼斗君」
「……えっと…駄目…ですか?」
ヤバイ…可愛い!!
隼斗君は上目使いで言った
隼斗君は最初に会った時よりは前髪が短くなってた
あ、ちなみに、私が隼斗君って呼んでるのは、サークルに何回か行ってその時に隼斗君と仲良くなったから