私と王子の秘密の趣味
「どけよ…ブスが俺様の道塞いでんじゃねぇよ!」
そう言って出流君は私を押した
「キャッ!?」
私は見事に床に倒れ、膝を擦りむいた…
私は泣き虫だからすぐに泣いた
「…ひっく…ふぇ…うわぁぁぁん…グスッ…うぅ…」
「泣いてんじゃねぇよ!」
「…ふぇ?」
もしかして謝ってくれるの?
その考えが甘かった…
「耳障りなんだからさぁ、泣くな。いい?泣くなよ」
皆が出流君の方を見る
「おい…出流、さすがにそれは言い過ぎだろ!?」
出流君の友達の男の子が言った…でも出流君は
「あぁ?うるせぇなぁ…別にいいだろ?本当の事だし」