私と王子の秘密の趣味


「どけよ…ブスが俺様の道塞いでんじゃねぇよ!」

そう言って出流君は私を押した

「キャッ!?」

私は見事に床に倒れ、膝を擦りむいた…

私は泣き虫だからすぐに泣いた

「…ひっく…ふぇ…うわぁぁぁん…グスッ…うぅ…」
「泣いてんじゃねぇよ!」

「…ふぇ?」

もしかして謝ってくれるの?

その考えが甘かった…

「耳障りなんだからさぁ、泣くな。いい?泣くなよ」
皆が出流君の方を見る

「おい…出流、さすがにそれは言い過ぎだろ!?」

出流君の友達の男の子が言った…でも出流君は

「あぁ?うるせぇなぁ…別にいいだろ?本当の事だし」


< 13 / 272 >

この作品をシェア

pagetop