私と王子の秘密の趣味


「え〜〜?それは面倒くさ……」

「何!?なにか文句でも?てか、私は逆に素を出さない方が面倒くさいと思うけど?」

「うーん……だって皆に言った時の皆の反応とか質問とか面倒くさそうじゃん」

「その時だけでしょ?これからを考えてみたら絶対に言った方がいいよ!!私もその時傍にいるから!!」

「ん〜〜………分かった…あ!」

「なに?」

「僕まだ告白の返事もらってない」

こくはく………?


あぁ!!忘れてた!


どうしよう…


「ね、綾音さんの返事聞きたい」

聞きたいって言われても……


「私……まだ分かんない……」

さっきの勢いを完全に失った私はボソボソっと言った


「え〜〜?じゃあさ、好きな人っている!?」


「す…好きな人!?」


「うん!!いる?」


隼斗君は“どうなの?”って言いながら聞く



< 148 / 272 >

この作品をシェア

pagetop