私と王子の秘密の趣味
――――ドテッ!!
あれ?
ドテッって音はしたのに全然痛くない…
てか、誰かの息づかいが聞こえる…
誰?
「ハァ…ハァ…、ったく…気をつけろよ…」
私がギュッって瞑ってた目を開けるとそこには…
出流がいた
「あ…ありがとう…」
出流は私を受け止める形で出流が下、私が上になっている
すぐに先輩達が来て
「大丈夫か!緋城さん、瑞城君!!」
「あ、ハイ。出流のおかげで…」
私が先輩達から出流に目を向けると
――――ドキッ
出流は私を見て微笑んでる…
フワッとした柔らかい笑みを……浮かべている
―――好き―――
その笑顔を見た瞬間から、私の脳裏でずっと言ってる言葉
好き
好き
好き
好き
好き好き好き好き好き好き好き好き…大好き!
声には出してないけれど、私はその時
出流に告白をした
心の中で