私と王子の秘密の趣味
………ってか…
お兄ちゃんが言ってた部屋が出流の家…
つ…つまり…
どゆこと?
「何アホ面してんの?」
「……いや…だってねぇ…?」
「大丈夫。綾音の兄ちゃんが綾音に教えた事は嘘じゃねぇよ」
…え?
私は思考が追い付かない
出流はそんな私をおいて淡々と話す
「綾音の後ろにある扉の向こうには2次元ヲタクが居るし、サークルとして活動もしてる。」
えっと…じゃあ
お兄ちゃんが言ってたサークルがある場所は此処で間違いない…のかな…?
「んで、ここが俺ん家ってのも本当の事。」
「…………?」
「だぁかぁらぁ、俺も2次元が好きで、俺ん家で二次ヲタを集めてサークルやってんの!」
へ?
「え〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
「うるせぇよ…」
私は思わず叫んでしまった…