私と王子の秘密の趣味
「でも、実際に綾音ちゃんは俺の事好きなんだよ?もうそんなこと言っても遅いんじゃない?」
「それは、お前の事じゃなくて、お前の“声”だ」
まぁ…確かに…
続けて出流が…
「だから、別に柚希羅じゃなく、高橋雪が好きなんだよ…こいつは」
ごもっとも!!
そう、私は高橋雪が好きなだけであって
高橋柚希羅さんは今初めてあった初対面の人だ
「でも、綾音ちゃんが俺の事好きなのに変わりは…ないよなぁ?」
うっ……
それもそうだ…
私が雪さんが好きって事は柚希羅さんも好き。
だって、名前が違うだけだし?
すると
私が自分の中で二人各々の意見に同意したり反論していたら…
紅弥ちゃんと攸夜さんが
「二人供!!すぐ近くに綾音ちゃんが居るんだからそんなこと言わない!!」
「そうそう!ここで二人が争っても綾音ちゃんが困るだけじゃん!!ね?」