もっと恥ずかしいことを。


「テスト10点だったでしょ?」


「そ、それは・・」


『ぷはっあんた10点って
それはやばいやろー』


いきなり聞こえてきた声の
方を見てみたら、

廊下側の窓が開けっ放しに
なっていたらしく

そこから
こちらを覗いている男がいた。


「「・・・・誰?」」


ゆっこちゃんとわたしが
そうたずねてみると、


『明日、転校してくることに
なった木山っていいます。』


ニコニコ笑顔で
そう答えてくれた。

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