もんすたー。
闇のチカラ

【第2章 闇のチカラ】



「ところでお前
ほんと変わってないな」

嫌味なのか…なんなのか…


もうわたしは
学校へ行くことを諦めた


「ルカは変わったんじゃない?
目つき悪くなったし、
すっごいうるさいし、
背伸びすぎだし、
なんか、なんか…」

「なんか?」

言おうとして自分で
恥ずかしくなって
言うのをやめた

「なんでもない。」

「なんだよ…」


かっこよくなった。

ってつい言いそうに
なってしまった

そんなこと言えないよ
大人になるにつれて
素直にそういうことを
言えなくなってきている
気がする。



「あの時より、
可愛くなったと思う」

「えっ」




「春、可愛くなった。」



…うぅ

ダメだ…

その顔で
素直ワードは
反則だと思う…

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