苦しくても切なくても好きだから
・私だけを見て欲しい…〈過去編 中学生〉

「樹莉帰ろう」


帰りになって、直輝が声をかけてきた。


「うん!」


あたしは笑顔でそう言った。


やっぱり彼女なんだと思うと幸せだった。


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