『一生のお願い、聞いてよ。』

違うヤンキーの手が足をなぞる。

体がビクッとして、恐怖で声も出ない。


『大人しいね、いい子だね』

運転席のヤンキー4がビデオカメラを用意してるのがチラッと見えた。


やだ、撮られる…っ

だけど、声が出ない


違うヤンキーが今度は胸を触りだした。


「いやっ!!!」


『意外とあるぞ』

『ガキでも胸あるやつはあるんだな(笑)』


ヤンキーがゲラゲラと笑う


やめて

やめて


やめてやめてやめてやめてやめてやめて



必死に抵抗するけど、力が強くて動けない。



なんで

なんでよ


今まで嘘ついて生活してた罰?

ごめんなさい

みんなに謝るから

お願い神様

助けてよ…



神様とか信じないあたしも神頼みするしかなかった。



もちろん、そんな願いも叶わなかった
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