『一生のお願い、聞いてよ。』
ピコン♪
ビデオカメラが録画を始めた。
バタバタと抵抗すればするほど、ヤンキーの手の力は増していく。
段々手足が痺れてきた。
もう、あたしは泣くことしかできなかった。
ヤンキーたちはみんな笑ってる。
すごく楽しそうに。
声も出ずに、体も動かず、あたしの体は遊ばれた。
順番に固いモノが入ってくる。
気持ち悪い
気持ち悪い
持っていたアイスも全部溶けて髪も服もベタベタ
あぁ、あたし、もうまともに好きな人のこと見れないよ。
うまくいくことなんて、一生ない。
あたしは汚い。
汚い女だ。
気が付くと、こんな状況なのに、なぜか冷静なあたしがいた。
(こんなことして怖くないの?)
(警察きたらどうするの?)
そんなことを考えていて気が付いた。
(あたし、ケータイ持ってるじゃん)