『一生のお願い、聞いてよ。』
お母さんが部屋をノックして入ってきた。
お母さん『晩御飯、持ってきたよ』
時計を見ると、もう7時10分だった。
時間がたつのがすごく早く感じた。
先生はお母さんにお礼を言って、お母さんは部屋から出ていった。
ペンを置いておはしを持っていただきますと言う先生は、ほんとに子どもみたいだった。
うまい、うまいと笑顔でご飯にがっつく先生を、いつまでも見たいと思った。
あたしもご飯を食べて、勉強を再開した。
その日、先生が帰ったのは8時40分だった。
そのあとお風呂に入って、ずっと先生のことを考えた。
好き
なのかもしれない。