『一生のお願い、聞いてよ。』
「ちょ、どうしたの?!」
結羽ちゃん『はぁはぁはぁはぁ』
結羽ちゃんの呼吸が荒くなる。
あたしは慌てて結羽ちゃんの背中をさすった。
「結羽ちゃん!結羽ちゃん!」
結羽ちゃん『はぁはぁはぁはぁ』
これはヤバイと思った。
「結羽ちゃん!ここで待ってて!!」
結羽ちゃんを少し広いところにあたしのカバンを枕にして寝かせた。
「すぐ戻ってくるからね!ちょっと待っててね!!」
あたしは保健室に走った。
バンッ
「先生!」
保健室の先生『どうしたの?!そんなに慌てて!授業中でしょ?!』
「結羽ちゃんが!!」
保健室の先生『どうしたの?!』
「とっとにかくきてよ!!!」
あたしは保健室の先生の腕をつかんで結羽ちゃんがいる場所まで走った。
「先生!あそこ!!」
保健室の先生『ちょ、ちょっと待って…おばさんに階段走るのはちょっとつら…松尾さん?!』
保健室の先生が結羽ちゃんを見つけて結羽ちゃんにかけよった。