『一生のお願い、聞いてよ。』
レシートは見当たらない。
でも、りょうくんが来たんだ。
いつ?いつきたの?
紅茶花伝はぬるくなっていた。
何しに来たの?
大阪に行ったんじゃなかったの?
なんで今更?
分かんない。
あたしは紅茶花伝を持って部屋に戻った。
クローゼットから、前隠していた紅茶花伝と白い恋人の箱を取り出した。
レシートを眺め、紅茶花伝をもう一度机に並べた。
次の日、先生が来る時間まで寝ていた。
先生が来て、慌てて紅茶花伝と白い恋人の箱をクローゼットに押し込んだ。
先生の小テストは、満点とれた。
あたしは今日も先生に抱かれた。
その日は木曜日で、次の日から会えないから、一緒にシャワーを浴びた。
先生のことがだいすきで、幸せなのに、どこかでりょうくんが頭の中で笑っていた。