『一生のお願い、聞いてよ。』
真央『彼氏何時に来るのー?!』
「えーっと、もう12時過ぎてるし、もうそろそろ来るかも!」
真央『まじで!じゃあ、そろそろ帰ろうかな!邪魔しちゃ悪いしー』
「ごめんね(笑)」
真央『いいよ!明日もきていい?!』
「いつでもきていいよ!」
コンコン
部屋をノックする音が聞こえた。
「はーい」
お母さん『りょうくん来てるよー』
「え?!わかった!」
あたしはパタパタと部屋を出て玄関に行くと、りょうくんが立っていた。
りょうくん『よう』
「おかえり!」
りょうくん『ただいま(笑)』
りょうくんは靴を脱いで部屋に入ってきた。
りょうくん『あれ?友達?』
「うん!真央だよ!」
真央『お久しぶりです』
真央は顔を赤くして頭を下げた。
りょうくん『ん?真央?お久しぶりって?』
真央『前、コンビニで会いました。りょうといた時に…』
りょうくん『あぁ!あの時の!久しぶりだねー(笑)って言ってもほぼ初めましてだね(笑)』
真央『ですね(笑)』
りょうくん『てかさ、りょう』
「ん?」
りょうくんが眉間にしわを寄せていきなりあたしに声をかけてきた。
りょうくん『真央って、勇治ってやつの女じゃねえの?なんで仲良いの』
真央『あ…』
真央は俯いて落ち込んでるように見えた。
「勇治と別れたんだってー、でもまだ好きだから頑張るって!真央のこと応援しようと思ったの!」
りょうくん『は?』
りょうくんは今まで見たことのない冷たい目であたしを睨んだ。