『一生のお願い、聞いてよ。』
ヤンキー1、2、3があたしを押さえつけた。
「えっ、ちょっ」
振りほどけない。
両腕を押さえつけられたまま、椅子が倒された。
「ちょっ!!!」
足をばたつかせるが、足も押さえられた。
(どうしよう…怖い…あたしバカだ…)
あたしは恐怖で体が固まった。
1『あれ?いい子だね♪可愛い子は大好きだよ♪』
ヤンキー1の顔が近付いてくる。
キスされる…いやだっ…!!!
横を向いて何とか回避した。
1『あれー?』
もう一度顔が近付いてくる。
「やめてっ!!!!」
1『もしかして、初めてだったりする?』
あたしは、何も答えられなかった。