『一生のお願い、聞いてよ。』

ヤンキー1、2、3があたしを押さえつけた。


「えっ、ちょっ」


振りほどけない。

両腕を押さえつけられたまま、椅子が倒された。


「ちょっ!!!」


足をばたつかせるが、足も押さえられた。




(どうしよう…怖い…あたしバカだ…)



あたしは恐怖で体が固まった。


1『あれ?いい子だね♪可愛い子は大好きだよ♪』


ヤンキー1の顔が近付いてくる。


キスされる…いやだっ…!!!



横を向いて何とか回避した。


1『あれー?』


もう一度顔が近付いてくる。


「やめてっ!!!!」


1『もしかして、初めてだったりする?』


あたしは、何も答えられなかった。

< 9 / 159 >

この作品をシェア

pagetop