はじまりは政略結婚
海里からのメールに、体が固まる。
緊張しながら内容を確認すると、『話がある。今夜会いたい』と、シンプルな内容が書かれていた。
ネガを智紀が奪ったことも、里奈さんと私たちが話しをしたことも知ってるはず。
それなのに、今まで音沙汰がなかったのが不思議なくらいだ。
とうとう、海里から連絡がきたと思うと怖さもあるけど、逃げるわけにはいかない。
智紀が帰るまでには戻ってこれるだろう、そう思って返事を返したのだった。
『私も話があるから、21時に会おう』
そのメールに、海里はすぐ返信してきた。
『今夜も、由香の大好きな副社長のテレビ局で仕事があるんだ。第六スタジオにきて欲しい』
メールの書き方に、いちいち突っかかりを感じて腹がたつ。
それにしてもテレビ局なんて、智紀や里奈さん、それに桜さんに会ったら大変だ。
場所は他にして欲しいところだけど、海里も仕事の合間なんだろうから仕方ない。
とにかく、今夜がヤマ場だと自分に言い聞かせ、智紀が作ってくれた朝ごはんを完食したのだった。
緊張しながら内容を確認すると、『話がある。今夜会いたい』と、シンプルな内容が書かれていた。
ネガを智紀が奪ったことも、里奈さんと私たちが話しをしたことも知ってるはず。
それなのに、今まで音沙汰がなかったのが不思議なくらいだ。
とうとう、海里から連絡がきたと思うと怖さもあるけど、逃げるわけにはいかない。
智紀が帰るまでには戻ってこれるだろう、そう思って返事を返したのだった。
『私も話があるから、21時に会おう』
そのメールに、海里はすぐ返信してきた。
『今夜も、由香の大好きな副社長のテレビ局で仕事があるんだ。第六スタジオにきて欲しい』
メールの書き方に、いちいち突っかかりを感じて腹がたつ。
それにしてもテレビ局なんて、智紀や里奈さん、それに桜さんに会ったら大変だ。
場所は他にして欲しいところだけど、海里も仕事の合間なんだろうから仕方ない。
とにかく、今夜がヤマ場だと自分に言い聞かせ、智紀が作ってくれた朝ごはんを完食したのだった。