神魔妖幻想曲 ー 斬呪 ー
プロローグ
血の臭いに人外なる残骸
それを見据える一人の子供
乾いた銃声に身を委ね
歪む愛に相反し
口を開けば響くのは
『 』
声にならない叫びと嘲り
お母さま、ごめんね
お父さま、ばいばい
お姉さま、ありがと
最後に醜い抵抗を
一生 俺は(僕は)(私は)
忘れたくとも忘れません
この呪いと血臭を
戒めと捉えて忘れません