神魔妖幻想曲 ー 斬呪 ー
そのとき、ふっと窓から何か入ってきた。黒い、蜻蛉(とんぼ)が。
思わずリーシャがそちらに目を向けると黒蜻蛉(くろとんぼ)は一閃を描きシャンデリアの裏へ隠れてしまった。
「どうかしたか?」
「えっ、あ………いえ、なんでもありません」
ユウヤに尋ねられ少し慌てながら顔をもどすリーシャ。
するとそこには、黒いコートにフードを被った子供がいた。
これで、3人目。
どうやら本当に大人はいないようだ。ユウヤも「これで全員揃ったな」と言ってナルミから離れた。
咳き込むナルミにお構い無しのユウヤは黒づくめの子供に近づき耳元で何かを囁いた。
こくん、と頷く黒づくめの子供。この3人の中では一番小さい。いや、2人がデカいだけか。
「えっと、リーシャ。それでさっきの依頼内容をもう一度言ってくれないか?」
「わかりました……」
頷き、少女は黒づくめの子供を見つめてもう一度依頼内容を口にした。
ここ、ロンドンでも不可解な事件と不可思議な謎について………
思わずリーシャがそちらに目を向けると黒蜻蛉(くろとんぼ)は一閃を描きシャンデリアの裏へ隠れてしまった。
「どうかしたか?」
「えっ、あ………いえ、なんでもありません」
ユウヤに尋ねられ少し慌てながら顔をもどすリーシャ。
するとそこには、黒いコートにフードを被った子供がいた。
これで、3人目。
どうやら本当に大人はいないようだ。ユウヤも「これで全員揃ったな」と言ってナルミから離れた。
咳き込むナルミにお構い無しのユウヤは黒づくめの子供に近づき耳元で何かを囁いた。
こくん、と頷く黒づくめの子供。この3人の中では一番小さい。いや、2人がデカいだけか。
「えっと、リーシャ。それでさっきの依頼内容をもう一度言ってくれないか?」
「わかりました……」
頷き、少女は黒づくめの子供を見つめてもう一度依頼内容を口にした。
ここ、ロンドンでも不可解な事件と不可思議な謎について………