神魔妖幻想曲 ー 斬呪 ー
ひとまず「了解」と口を揃える二人に頷き、黒づくめはリーシャに向き直る。
「その団長が赤い手紙を渡してきたのは昨日………そしてあんたを招待するのが明後日………
昨日から一日は経ってる。つまり明日、あんたはサーカスに行くんだな?」
「は、はいっ」
「そうと決まったら話は早い。明日俺たちも行く。異論はないな?」
「はい………、え? ちょ、ちょっと待ってください! もしかしてその格好で……ですか?」
「………別にいいだろ」
「なっ……!外に出たら目立ちますよっ、そ、それに………」
「………目立ちたくはねえな」
「で、でしょう?でしたら……「だが今回はこれで行く。今回は特別だ」…………えええっ?!」
断固としてスタイルを譲らない黒づくめに困った顔をして慌てるリーシャ。
その様子をユウヤとナルミは微笑しながら見守っていた。
「…………さっきから何だ。俺がどうしようが関係ねえだろ」
「あっ……でも!」
「もういい、俺は寝る。さっさと帰れ」
そう言って奥の部屋へ引っ込んでしまった黒づくめ。
バタンっと無機質な音が部屋に響いた。
「その団長が赤い手紙を渡してきたのは昨日………そしてあんたを招待するのが明後日………
昨日から一日は経ってる。つまり明日、あんたはサーカスに行くんだな?」
「は、はいっ」
「そうと決まったら話は早い。明日俺たちも行く。異論はないな?」
「はい………、え? ちょ、ちょっと待ってください! もしかしてその格好で……ですか?」
「………別にいいだろ」
「なっ……!外に出たら目立ちますよっ、そ、それに………」
「………目立ちたくはねえな」
「で、でしょう?でしたら……「だが今回はこれで行く。今回は特別だ」…………えええっ?!」
断固としてスタイルを譲らない黒づくめに困った顔をして慌てるリーシャ。
その様子をユウヤとナルミは微笑しながら見守っていた。
「…………さっきから何だ。俺がどうしようが関係ねえだろ」
「あっ……でも!」
「もういい、俺は寝る。さっさと帰れ」
そう言って奥の部屋へ引っ込んでしまった黒づくめ。
バタンっと無機質な音が部屋に響いた。