神魔妖幻想曲 ー 斬呪 ー
第1曲 古屋敷の主
*
正直に言えば、こんなところ来たくなかった。こんな、怪しいところなんて。
でも、お父様のためだから。
そう決意して歩む足を止めない少女。
少女の向かう先には、既に人の住んでいないような不気味な古屋敷。
なぜ少女がこんないかにも怪しげな場所へと足を運んだのか。それにはワケがある。
それは、とある噂によって。
『報酬さえ払えばどんな願いも叶えてくれる』という、現代では信じがたいその噂。
半信半疑ではあったが、少女は一刻もはやく、それすら藁にもすがる勢いでここ、古屋敷へ訪ねに来たのだった。
「ほんとに居るのかしら……」
古屋敷についてあるノック式インターホンへ恐る恐る手を伸ばす。
その様子を、ここ古屋敷の主人が二階の窓から見つめていたとは知らずに………
正直に言えば、こんなところ来たくなかった。こんな、怪しいところなんて。
でも、お父様のためだから。
そう決意して歩む足を止めない少女。
少女の向かう先には、既に人の住んでいないような不気味な古屋敷。
なぜ少女がこんないかにも怪しげな場所へと足を運んだのか。それにはワケがある。
それは、とある噂によって。
『報酬さえ払えばどんな願いも叶えてくれる』という、現代では信じがたいその噂。
半信半疑ではあったが、少女は一刻もはやく、それすら藁にもすがる勢いでここ、古屋敷へ訪ねに来たのだった。
「ほんとに居るのかしら……」
古屋敷についてあるノック式インターホンへ恐る恐る手を伸ばす。
その様子を、ここ古屋敷の主人が二階の窓から見つめていたとは知らずに………