神魔妖幻想曲 ー 斬呪 ー
「ここロンドンで不可思議な謎が相次いでいることはご存じですよね?
そこでその原因を……全ての発端を解明し、解決してほしいんですっ!」
膝上においた手をぎゅっと握りながら、少女はうつ向いて訴える。
しかし少年は「あー…」というと頭をガシガシ掻いて目を泳がせた。
「ちょっと待ってくれな。残念ながらまだ揃ってないんだよ。だから、" あいつ " が来るまで依頼は承(うけたまわ)れない」
「あいつ……?」
「えっとね、私たちのリーダー的存在?んー、雰囲気的にはボスって感じ」
2杯目の紅茶を注いで口に含む古屋敷の少女。その目は奥の扉へと向けられている。
「っと、まあとりあえず自己紹介した方がいいよな。
俺は【ユウヤ】。ああ、確かに英語ペラペラだが見た通りの日本人。名字は別に知らなくてもいいよな?」
「はいはーいっ、そして私が【ナルミ】だよっ。英語・ロシア語・中国語、なんでもござれの現代っ子でえーす」
飲み干した紅茶のカップをぶんぶん振ってせわしなく自己紹介しているのが【ナルミ】。
壁に寄りかかりナルミの行動を呆れ半分の目で見ている少年が【ユウヤ】。
そこでその原因を……全ての発端を解明し、解決してほしいんですっ!」
膝上においた手をぎゅっと握りながら、少女はうつ向いて訴える。
しかし少年は「あー…」というと頭をガシガシ掻いて目を泳がせた。
「ちょっと待ってくれな。残念ながらまだ揃ってないんだよ。だから、" あいつ " が来るまで依頼は承(うけたまわ)れない」
「あいつ……?」
「えっとね、私たちのリーダー的存在?んー、雰囲気的にはボスって感じ」
2杯目の紅茶を注いで口に含む古屋敷の少女。その目は奥の扉へと向けられている。
「っと、まあとりあえず自己紹介した方がいいよな。
俺は【ユウヤ】。ああ、確かに英語ペラペラだが見た通りの日本人。名字は別に知らなくてもいいよな?」
「はいはーいっ、そして私が【ナルミ】だよっ。英語・ロシア語・中国語、なんでもござれの現代っ子でえーす」
飲み干した紅茶のカップをぶんぶん振ってせわしなく自己紹介しているのが【ナルミ】。
壁に寄りかかりナルミの行動を呆れ半分の目で見ている少年が【ユウヤ】。