color ~蒼の色~
「おい!総二郎!」
「…………ん~?」
逃がさんぞ、総二郎!
「花火大会、一緒にいかねー!?」
「いかねー」
はえぇよ返事!!
「ちょっとは考えろ!!」
「えー、いかねー」
「なんで!?」
そしたらあいつ、しれっと言うわけ。
「蒼、いかねーし」
蒼、蒼って。
なんだよ昔っから。
「あのな、幼馴染みとばっかいて、お前周りにどう見られてるかわかってんの?」
「さ~。興味ないですねー…」
ほんとに興味なさそうだな。
むしろこの会話も、なんて退屈そうに聞いてやがんだ。
だが、俺はめげたりしないっ!
「実はな、強制参加だ。ここの生徒、いっぱいで行くんだ!」
「俺、生徒でなくて、ここんちの子だから、関係ないね~」
そう言って、さっさと帰ろうとする奴に、俺はなおも食いついた。
「別にちょっとだけだろ!?つまんなかったら帰ればいいし!」
そうだ!
とにかく来さえすれば、あとは俺らで楽しくやれるし、とっとと帰ればいいさ!
「えー…」
「な!?お土産買って、吉野んとこ行けば!?屋台出るし!土産買いに行くだけでもついてこいって!」
俺、どんだけ必死なんだ―…。
しつこくしつこく、もう帰ろうとする背中を掴んでまで追いすがれば。
「もうお前、しつこい。ねちこい。うっとーしぃ」
「たーのーむー!!」
「……………はいはい、わかりましたぁ」
ぃよっしゃーッッ!!
「…………ん~?」
逃がさんぞ、総二郎!
「花火大会、一緒にいかねー!?」
「いかねー」
はえぇよ返事!!
「ちょっとは考えろ!!」
「えー、いかねー」
「なんで!?」
そしたらあいつ、しれっと言うわけ。
「蒼、いかねーし」
蒼、蒼って。
なんだよ昔っから。
「あのな、幼馴染みとばっかいて、お前周りにどう見られてるかわかってんの?」
「さ~。興味ないですねー…」
ほんとに興味なさそうだな。
むしろこの会話も、なんて退屈そうに聞いてやがんだ。
だが、俺はめげたりしないっ!
「実はな、強制参加だ。ここの生徒、いっぱいで行くんだ!」
「俺、生徒でなくて、ここんちの子だから、関係ないね~」
そう言って、さっさと帰ろうとする奴に、俺はなおも食いついた。
「別にちょっとだけだろ!?つまんなかったら帰ればいいし!」
そうだ!
とにかく来さえすれば、あとは俺らで楽しくやれるし、とっとと帰ればいいさ!
「えー…」
「な!?お土産買って、吉野んとこ行けば!?屋台出るし!土産買いに行くだけでもついてこいって!」
俺、どんだけ必死なんだ―…。
しつこくしつこく、もう帰ろうとする背中を掴んでまで追いすがれば。
「もうお前、しつこい。ねちこい。うっとーしぃ」
「たーのーむー!!」
「……………はいはい、わかりましたぁ」
ぃよっしゃーッッ!!