ココロ灰色ミライ虹色


そこに、親友の美和がやってきた。


瑠衣と二人で仲良さそうに。


二人は、こっちを見て話し声をやめた。


美和なら、お互いから相談されてることも知ってる・・・。


私を助けてくれると思った。

「美和、私さ・・・一葉達に相談されてて早く仲直りしたほうがいいって言ったよね?別に、どちらかの味方なんで言ってないよね?」


「え、ごめん。聞いてない・・・。」


私は、必死に訴えたけど美和は走るように戻ってしまった。


絶対聞いてた。


だって、早く仲直りしたほうがいいっていうのは美和と一緒に考えて出したことだった。


私の頭は、真っ白になった。


一葉達からの暴言、親友からのまさかの裏切り。


止まりかけていた涙がまた再び溢れ出てきた。


今日は、もう部活に行かずそのまま帰った。


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