君の笑顔と青空と
自分の部屋に戻りベッドにダイブする。
その時、枕元に置いた携帯電話の裏待ち受け画面の光が点滅した。
誰だろ……。
開いてみると、不在着信1件の文字。
着信相手は森口だった。
「――もしもし?」
『おう、作倉』
「どしたん、こんな時間に」
時計の針は8時30分を指している。
滅多に電話かけてこないのに。
『別に何でもないけど、声聞きたなって』
「何やそれ。森口てそんなキャラ?」
『こんなキャラ。俺寂しがりやし』
「ははは。アホやん」
笑ってバカにする私に森口も笑う。
今日の森口はどこか変な気がする。
私の気のせいかな。