君の笑顔と青空と
*
開いたドアを潜って教室に入ると、数人の生徒が既に来ていた。
集団のグループを作る生徒や、1人席に座って読書をしている生徒。
その中で、机を円になるように向かい合わせて話をしている4人の集団の元へ、私は森口の手を引いて向かった。
「皆おはよ!増井髪切ったん?」
「おぉ!作倉、森口おはよう!」
「はよ~」
「おはよっ」
「よーす」
同時に重なる増井と景谷と梨子と美紗の4人の声。
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