永遠の幸せを
私の本当の姓を知った圭吾。


彼の目的なやはり、父の財産だったけど。


ちゃんと私を見て評価もくれる。



マンションに到着した。


「じゃあ~ここで」


私は自分でドアを開けて、助手席を降りる。



「…お幸せに…元気な赤ちゃんを産んでください。美紅さん」




椎名さんの本音は私を軽蔑しているけど、社交辞令の言葉でも嬉しかった。




「ありがとうございます…椎名さん」









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