永遠の幸せを
《10》白と黒のエリートMR

ー美紅side-

私の今まで隠し通していた素性がバレてしまった…



「君が桐生議員の令嬢だったなんて・・・」

この間、私を会議室に呼び出し叱責した江上部長。


何だか態度が急に下手になっている。

私の後光にお父さんの化身を見てるんだと思う。


桐生議員の令嬢だと知って態度を変える人は大の苦手。



私は対等で居たくて苗字を隠してたのに。



でも、圭吾と結婚するし、仕方がない。



「今まで通り…キチンと指導してください。江上部長」



「あ、あぁ・・・それよりも結婚…おめでとう」



「ありがとうございます…では…失礼します」



私は江上部長の執務室を出た。





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