永遠の幸せを
「「はははっ」」



私と圭吾も渇いた笑いが漏れてくる。




「…そうなんだ…おめでとう。二重の喜びだね」




「ありがとう」



明日香には悪意はないけど・・・




辺りに居た人たちにはしっかり…デキ婚がバレていた。


「おいっ!!?何で…勝手にカミングアウトするんだ!!」



お父さんは高砂席に怒鳴り込んできた。




「まぁまぁ・・・桐生議員…おめでたい席なんですから・・・落ち着いて下さい」




お父さんを窘める若い男性が現れた。



「・・・」


お父さんは渋い顔で席に戻っていった。


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