永遠の幸せを
週末、彼が私の部屋に引っ越して来るコトが決まっていた。



私は会社帰りに、合鍵を使って圭吾の部屋の中に入った。



玄関にはベージュのシンプルなパンプスに小さな子供のキャラクターの運動靴が仲良く並んでいた。




圭吾がいつも履いている黒の革靴はない・・・




何…この変な感じーーーー・・・




「あら、こんにちわ」


奥から出てきたのは諏訪部潤子さん?



「ママ…誰??パパ???」



リビングから、訊こえる小さな男の子の声。






< 136 / 258 >

この作品をシェア

pagetop