永遠の幸せを
「…圭吾に何の用?」




「私は圭吾の妻の…桐生美紅」


既に圭吾が区役所に婚姻届を出しているなら…私は諏訪部美紅だ。


「桐生じゃあなくて・・・諏訪部…」



「…私が圭吾の妻よ…貴方は騙されてるのよ!!」



これから甘い薔薇色の新婚生活が待っていたはずなのに…



圭吾は本当は妻帯者で子供まで居たの?




「…帰って!!」



「…何してんだ?」


圭吾がドアを開けて中に入ってきた。



「…け、圭吾…説明して!!この女と奥に居る子供が誰?貴方の妻と子供なの!?」



疑いたくないけど、圭吾の部屋に居る以上…疑いは晴れない。


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