永遠の幸せを
私はナースステーションで諏訪部さんの所在を確かめる。



彼は屋上に居た___




地平線の向こうまでどこまでも…真っ青な空が広がる。

諏訪部さんの視線はたなびく白い雲の一点を見つめていた。



唇に煙草を咥え、物思いにふける男の横顔って素敵…



「…見つけたわよ!諏訪部圭吾」



「…君は…」


諏訪部さんは急な私の登場に切れ長の瞳を開かせた。



「執念だな…そんなに俺に会いたかったのか?美紅」


「ち、違うわよ!勘違いしないで・・・それに気安く…名前を呼ばないで」










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