永遠の幸せを
まともなコト言ったり、冗談言ったり…


私は彼の言葉に翻弄されてるけど…自然と怒りは湧いて来ない。


私も彼と同じ意見で…社会の矛盾ってヤツに同調する。



「ソーマが小児用医薬品の開発に積極的じゃないのは認める…でも、私はMRの一人だし、開発現場に助言できる立場じゃない」



「…それはわかってる・・・」


私の頬に彼の手が伸びてきた。



「な、何っ?」



「…今夜…あのBARで待ってろ…行くから」



「え、あ…今夜は・・・?」



何で命令形なの!!?まるで私のお父さんみたい…


諏訪部さんは手をすぐさま引っ込めて、屋上を先に降りていった。



今夜は部署の女性事務員の寿退社の送別会なんだけど。





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