永遠の幸せを
吉良さんが猫好きだなんて知らなかったーーー・・・




浅見さんは帰り際にルッコラをくれた。




「…おひたしにしても美味い…」



二人は玄関先まで見送ってくれた。



「ごちそうさまでした」



「旦那様が当直の時はいつでも来て…諏訪部美紅さん」




「ありがとうございます」



吉良さんの言葉を社交辞令として受け取り、返す。



吉良さんは上司として部下である私に優しくしているだけ。



それ以上だと思ってはいけない。




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